LINEの投資詐欺は急増中!金銭的被害は弁護士相談がおすすめ

ほとんどの日本国民がスマートフォンを持っている昨今、連絡手段として「LINE」を使っているという方も多いことでしょう。

メッセンジャーLINEは無料のメッセージ・通話機能が搭載されているため気軽に使う事ができます。しかし、近年このLINEで投資詐欺被害にあう方が増えているようです。

ここではLINEの投資詐欺の実態と、被害にあった場合の対処方などをご紹介しています

編集部
SNSやマッチングアプリでの被害件数が急増中。絶対に避けるべき「国際ロマンス詐欺」の実態をこちらの記事で解説
「全財産どころか借金まで背負わされる国際ロマンス詐欺とは」>

LINEで投資詐欺被害がある理由とは?

今回ご紹介に挙げるLINEをはじめ、日本では様々なメッセージ・SNSアプリが流行してきました。例えば、以下のようなSNSアプリが特に高い知名度となっています。

  • LINE
  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook

一般的に、これらのメッセージアプリは誰もが利用している事から「安心・安全というイメージ」が強くあります。特に日本を拠点とするLINEは投資詐欺などと一切縁が無いようにも見えます。

日本人向けのアプリだから狙われやすい

海外を拠点とするTwitterやFacebookなどのアプリでは、少なからず投資をはじめとした詐欺があるでしょう。ただしこれは日本を拠点とするLINEも例外ではありません

LINEは日本国内で多くのユーザー数を持つ一方、特に欧米など海外ではあまり利用されていません。

このため、日本人をターゲットとした詐欺であれば使いやすいアプリであると言えます。メッセージも暗号化されますし、匿名性が高いのも一端となっているのでしょう。

他のSNSやマッチングアプリから移行しやすい

投資詐欺は初めからLINEが利用されるわけではなく、他のSNSやマッチングアプリから移行するパターンが多いようです

例えばいわゆる出会い系であるマッチングアプリではこの傾向が強く見られます。何度かやり取りを行った後、「LINEで連絡しよう」と誘われるのが定番化しつつあるようです。

LINEの投資詐欺は国際ロマンス詐欺も多い

SNSやマッチングアプリを利用するという性質上、いわゆる国際ロマンス詐欺が多いのも特徴的です。例えばSNSやマッチングアプリで好みの相手を見つけ、何度かメッセージをやり取りするうちにLINEに誘われるというパターンです。

メッセージごとに相手に課金される仕組みのマッチングアプリの場合は、「お金がもったいないだろうから、無料のアプリに移ろう」という一見すると自分の事を気遣っているような誘い文句もあります。

LINEの投資詐欺被害事例とは?

年々被害件数が増加しているとは言え、「LINEの投資詐欺なんて本当にあるの?」と思っている方もいることでしょう。しかし、金融庁や国民生活センターのHPではLINEとは名言こそされていないものの、投資詐欺が増えている事への注意喚起を行っています。

金融庁のHPで投資詐欺について注意喚起

金融庁のHPでは、近年投資詐欺が増えている事についての注意喚起を行っています。例えば「上場確実で必ず儲かる」など以下のような内容が特徴です。

  • 上場確実で必ず儲かる
  • 〇〇社の株を買ったら、後で必ず買い取る
  • 投資の被害の回復をするので、別の商品を買って欲しい
  • 郵便や宅配便で現金を送ってほしい

こちらは比較的分かりやすい投資詐欺ですが、個人を対象としてLINEで不特定多数に送られてくることもあります。国民生活センターにも多数相談が寄せられています。

個人が相談を寄せる国民生活センターでは、マッチングアプリ等を利用した投資詐欺が多数報告されています。国民生活センターのHPにも記載されていますが、LINEなどSNSを利用した投資詐欺が急増している理由の一つにはコロナ渦でパートナーを見つけるための活動がオンラインを中心に増えている事も挙げられるでしょう。

LINEで投資詐欺に勧誘された場合の対処法

LINEで投資詐欺に勧誘されたなど、まだ実際の被害が出ていない状況の方もいるのではないでしょうか。この場合、メッセージが来ても無視したり相手をブロックする事で対処可能です。

また、スパムなどに対処するための通報機能も積極的に活用しましょう。通報すればLINEの運営がメッセージなどのチェックを行うため、投資詐欺の場合はより有効な手段となりえます。

相手がアカウント変更やID検索などを駆使して引き続き連絡を送ってきた場合は、最終手段としてLINEのアカウントを作り直すというのも考えられます。

基本的には、個人情報などを教えておらず実際に被害にあう前であればLINEの設定だけで対処する事が可能だと言えます。

LINEの投資詐欺被害にあったら最終手段は弁護士

LINE上で投資詐欺被害に合った場合、LINEだけの対応では難しくなってきます。実際に投資詐欺にあっているわけですから、この時点で既に指定された金額を払ってしまったという方もいるはずです。

また、電話番号などの個人情報を教えている場合、相手から電話がかかってくるかもしれないというリスクも発生します

この場合、警察に被害届を出す・国民生活センターに相談するなどの対応のほか、詐欺被害を専門に扱う弁護士に相談するという方法も考えられます。

特に、既に金銭的な被害にあっていた場合は早急な弁護士への相談がおすすめです。詐欺被害を専門とする弁護士なら金銭的な被害回復はもちろん、代理人として関係各所への連絡や書類作成手続きなども代行してもらえます。

LINEの投資詐欺で金銭的被害にあったら弁護士へ

LINEをはじめ、SNSやマッチングアプリを利用した投資詐欺は年々増加傾向にあります。マッチングアプリの数が増えている事も一因ですが、スマートフォンを利用して手軽に知らない人との出会いが楽しめるようになった現代だからこその詐欺と言えるでしょう。

もし投資詐欺で金銭的被害にあった場合、早急な解決を望むなら詐欺被害を専門とする弁護士相談を検討してみてはいかがでしょう。

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