国際ロマンス詐欺は英語ができると危険性が高まる?英語との関係性について解説

国際ロマンス詐欺とは、ネット上で知り合った海外の人と恋愛関係になり、言葉巧みにお金を騙し取られてしまう詐欺のこと。

海外の人とやり取りするので、英語ができると詐欺に遭う危険性が高まるのではないかと思われていますが、実際のところはどうなんでしょう。

この記事では、国際ロマンス詐欺と英語との関係性について解説していきます。英語ができてもできなくても、国際ロマンス詐欺はネットを使う私たちの身近にある詐欺です。詐欺と見抜けるようになっておきましょう。

この記事でわかること
・国際ロマンス詐欺の英語での表現
・国際ロマンス詐欺と英語力がそれほど関係ない理由
・相手が国際ロマンス詐欺師かもと思ったときの判別方法

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    「国際ロマンス詐欺」を英語で表現するとどうなる?

    国際ロマンス詐欺を英語で表現すると、Romance scamになります。

    Romanceはそのままロマンスを意味し、恋愛という意味もある言葉です。scamは詐欺や~を騙すという言葉で、その2つを合わせたRomance scamは直訳すれば恋愛詐欺になるでしょう。

    日本人を騙すものとのイメージがあるかもしれませんが、海外諸国でも国際ロマンス詐欺は流行しています。日本人にある言葉の壁がないため、諸外国では国際ロマンス詐欺を進めやすいのです。

    国際ロマンス詐欺の被害に遭いやすいのは英語ができる人なの?

    国際ロマンス詐欺の被害に遭いやすいのは、英語ができる人だと考えられています。

    その理由は英語ができることで犯人との接点が増えると考えられるからでしょう。

    英語ができる人はできない人より、国際ロマンス詐欺師との出会いが多いため詐欺被害にも遭いやすいと思われているのです。英語が出来る人の方が危険とされる理由について詳しく見ていきましょう。

    英語ができる人の方が危険だと言われる理由

    英語ができる人の方が国際ロマンス詐欺に遭いやすいとされるのは、海外の人と出会う機会が多いからです。

    国際ロマンス詐欺は海外の人と知り合い、やり取りをすることで始まります。英語ができる人と英語ができない人とでは、どちらが海外の人と出会おうとする機会が多いでしょうか。英語ができる人の方が積極的に海外の人と知り合おうとするでしょう。

    とはいえ、英語ができなければ国際ロマンス詐欺に騙されないわけではありません。海外の人と出会おうとしていなくても、多くの人が利用しているSNSを介して、ある日英語のメッセージが送られてくることも珍しいことではありません

    実は英語力がなくても騙されてしまう国際ロマンス詐欺ですが、英語ができる人の方が危険だと言われるのは外国人との接点が多いからに過ぎません。

    国際ロマンス詐欺と英語の関係性はほとんどないのが現状

    国際ロマンス詐欺と英語の関係性は、ほとんどありません。

    英語がわからなくても優秀な翻訳アプリがありますし、詐欺師が外国人だとは限りません。国際ロマンス詐欺師は外国人を装った日本人の場合や、英語圏以外の外国人であることも多いのです。

    国際ロマンス詐欺と英語の関係性について、しっかりと確認していきましょう。

    英語を使うのも翻訳アプリを使うのもさほど差がない

    英語ができないと外国人とのやり取りはできないというのは、思い込みでしかありません。

    お金を騙し取ろうという意欲のある外国人は、どんな手を使ってでも騙す相手と連絡を取ろうとします。現代では便利な翻訳アプリがあるので、英語のできない日本人とやり取りするのもそれほど難しいことではありません

    お互いに翻訳アプリを使用すれば、英語を使わなくても仲を深め、お金の無心をする仲にもなれるのです。英語が使えなくても、国際ロマンス詐欺には何の問題もありません。

    外国人を演じている日本人が詐欺師の場合もある

    国際ロマンス詐欺は外国人との恋愛感情を利用した詐欺です。相手を外国人だと思い込んでいるだけで、本当は詐欺師は外国人ではなく外国人を演じている日本人の場合もあります

    その場合、英語が使えないことは何の障害にもなりません。だって詐欺師は日本人なわけですから、日本語がばっちり使えるのです。わざとらしく片言にしてみたり、外国人風を装っているだけで意思疎通はばっちり

    言葉が通じないことを感じることなく、2人の仲は深まっていくでしょう。

    犯人の母国語が英語であるとは限らない

    国際ロマンス詐欺はイケメン・美女の外国人であることが多く、プロフィール上はアメリカ軍人や医師などが多いでしょう。

    しかし、ネット上のプロフィールなどいくらでも嘘をつけます。英語圏の国の人だと名乗っていても、犯人の母国語が英語であるとは限りません

    こちらが英語ができなくても、お互いに英語が母国語でないのなら、それは大きな問題ではないでしょう。翻訳アプリを利用して日本語でのやり取りをすればいいだけの話です。

    パートナーが詐欺師かも?相手の疑いを晴らす方法について

    海外に外国人の恋人がいて、相手が詐欺師かも?と思っているあなた。疑いながら交際を続けていくのは辛いものでしょう。

    ここでは国際ロマンス詐欺かもと思ったときに、相手の疑いを晴らす方法について解説していきます。

    ビデオ通話で名前を呼んでもらい、身分証を見せてもらい、日本に会いに来てもらうなどすれば、恋人が詐欺師である疑いを晴らすことができるでしょう。

    顔が映るビデオ通話で自分の名前を呼んでもらう

    ネット上で知り合った海外の恋人を詐欺師ではないと確信したいのなら、相手の顔を映したビデオ通話で自分の名前を呼んでもらいましょう

    顔を映してもらうことで、プロフィールの写真が偽物ではないことがわかりますし、さらに名前を呼んでもらえばその映像がどこかから用意したものではないことがわかります。

    逆に言えば、頑なにビデオ通話を嫌がるようであれば、それは顔を見せられない理由があるということ。安心するためにも詐欺師かも?と思う相手にはビデオ通話をお願いしてみましょう。

    パスポートなど身分がわかるものを見せてもらう

    恋人の情報が嘘ではないと確信したいのなら、公的な身分証を提示してもらいましょう。

    名前や職業などプロフィールでは嘘をつくことはできても、身分証まで偽ることは難しいもの。パスポートなどを見せてもらい、相手の言っていることが嘘ではないと証明してもらいましょう。

    ただし、国によって身分証の型は異なるので、ネットで検索しその国のもので間違いないかの裏付けを忘れないでください。身分証自体を偽装している可能性もあるので、身分証チェックだけで判断せず、ほかのことと合わせてチェックしてみてください。

    日本に会いに来てもらって直接会う

    国際ロマンス詐欺は、実際に会うことはなく詐欺行為が進んでいきます。そのため、詐欺の疑いを晴らしたいのなら、日本に会いに来てもらって直接会うのがいいでしょう。

    詐欺師はプロフィールとはまったく違う姿をしているので、日本に会いに来ることはできません。会いに来ることを拒まれるようなら、疑いは濃くなります。

    ただし、詐欺師は転んでもただではおきません。「日本に会いに来て」と言ったときに、その渡航費用を請求してくる場合もあるでしょう。ですが、このお金の請求こそが相手が詐欺師である証となります。

    本当に恋人に会いに来るのなら、お金は自分で何とかしようとするはずです。

    家族や友人を交えてビデオ通話に参加してもらう

    国際ロマンス詐欺師は、家族や友人に紹介してもらいたがりません。自分を知る人が増えるということは、それだけ証拠を残すということになるからです。

    ということは、家族や友人を交えてビデオ通話に参加してもらえば、相手が詐欺師かどうかの疑いを晴らすことにつながるでしょう。

    相手が第三者を交えた通話を了承してくれるかどうかに加えて、家族や友人の印象も判断材料になります。恋愛の最中にいる当事者にはわからなくても、冷静な第三者から見ればおかしな点に気が付くということがあるのです。

    国際ロマンス詐欺師かもと思ったら弁護士に相談して

    「国際ロマンス詐欺師かも?」そんな考えが少しでも頭に浮かんだのなら、そのまま相手との関係を続けるのはやめてください。

    怪しいと思ったらすぐに弁護士に相談するようにしましょう。そうすることで、相手が国際ロマンス詐欺師かどうかを判断することができますし、これ以上の被害を防ぐことができます。

    相談するのは、国際ロマンス詐欺を多く扱っている弁護士がいいでしょう。専門家ならではの視点で適切なアドバイスをくれるはずです。

    相談の前にはこれまでのやり取りや、送金記録などの証拠を用意し、簡潔に説明できるように情報を整理しておきましょう。

    まとめ|詐欺被害に遭う人は英語ができるとは限らない

    「私は英語ができないから、国際ロマンス詐欺なんて関係ない」と思っているとしたら、それは大間違い。国際ロマンス詐欺の被害に遭う人は英語ができるとは限りません

    翻訳アプリを利用すれば英語ができなくても会話はできますし、海外の人と出会おうとしていなくてもネットを利用していれば、いつでもどこでも出会いはあるのです。

    国際ロマンス詐欺を見抜く目を養って、グローバルな世の中を生き抜いていきましょう。

    編集部
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