マッチングアプリの中国人には要注意。仮想通貨投資詐欺の始まりかも

日本でも、マッチングアプリは一般的なサービスとして受け入れられるようになってきました。

日本の会社が運営するサービスであれば、利用者は圧倒的に日本人が多いはずですが、ごくたまに外国籍の人が利用していることもあります。

ほとんどの人は、純粋に恋人や生涯の伴侶を見つけたいと思っているはずですが、中にはそうではない人もいるのです。

特に、マッチングアプリにいる中国人から投資の話をされた場合は警戒しましょう。

警戒すべき理由と対策について解説します。

編集部
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この記事はこんな人におすすめ
    • 投資話を異性に持ちかけられている
    • SNSアプリやマッチングアプリを利用している
    • 仮想通貨・FXなどの投資話をDMなどで話された

    編集部
    SNSやマッチングアプリでの被害件数が急増中。絶対に避けるべき「国際ロマンス詐欺」の実態をこちらの記事で解説
    「全財産どころか借金まで背負わされる国際ロマンス詐欺とは」>

    恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に

    恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に

    悪徳商法などの消費者問題に取り組む公的機関の1つに、独立行政法人国民生活センターがあります。

    同センターは、2021年2月18日に「出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺にご注意を-恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に-」というレポートを公式Webサイトにて発表しました。

    出会い系サイト・マッチングアプリに関する相談は増え続けている

    レポートでは、出会い系サイトやマッチングアプリ等に関する年度別相談件数のグラフが取り上げられていました。

    出会い系サイト・マッチングアプリに関する相談は増え続けている

    引用元:独立行政法人国民生活センター「出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺にご注意を-恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に-」

    2020年初頭から、日本を含めた世界中で新型コロナウイルス感染症が流行し、外出自粛を余儀なくされる期間が続きました。

    その影響か、2020年における出会い系サイトやマッチングアプリ等に関する相談は急増しています。

    また、レポート内では、相談事例についても紹介されていました。

    マッチングアプリで知り合った女性だと言う人物から、暗号資産(仮想通貨)の売買で資産を増やせると誘われ、海外の取引サイトに登録し口座を開設した。女性から私の口座に暗号資産が振り込まれ、預かってほしいと言われた。暗号資産の引き出し等を行うには、約75万円の暗号資産を支払う必要があるが、のちに返金すると言われたので、送金したところ、サイトから、受領のメールと72時間以内に返金するとの通知が届いたが、返金されない。

    引用元:独立行政法人国民生活センター「出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺にご注意を-恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に-」

    ある程度の知識があるならわかるかもしれませんが、典型的な仮想通貨投資を用いた国際ロマンス詐欺の1つです。

    なぜ、中国人になりすます?

    国民生活センターのレポート以外にも、仮想通貨投資をめぐる詐欺の報告がSNS、インターネット上に相次いでいます。

    その中で目立つ特徴が「犯人が中国人、もしくは中国系の外国人だった」というものです。

    正確な理由はわかりませんが、1つ推測できることとして、中国を含めたアジア各国の経済成長率が目覚ましい水準にあることが挙げられます。特に中国は、2021年の経済成長率が+8.1%と、新型コロナ禍にあっても高い水準を誇りました。

    引用元:第一生命経済研究所「中国の2021年の経済成長率は+8.1%と10年ぶりの水準に
    ~プラスのゲタは+6.3ptと試算されるなど「実力」は+1.8%程度、今年の成長率は大幅鈍化が不可避~」

    このような背景から、中国人もしくは中国系の人に対し「投資や経済に明るい」というイメージを持つ人が一定数いるのかもしれません。

    投資や経済に明るいことと、詐欺を働くこととはまったく別次元の問題ですが「投資や経済に明るい人がすすめるものだったら、間違いはないだろう」というイメージを抱かせるには役立つでしょう。

     

    マッチングアプリの外国人はホントに怪しいのか?詐欺かどうかを徹底検証

    マッチングアプリで知り合った中国人に仮想通貨投資をすすめられたら?

    マッチングアプリで知り合った中国人に仮想通貨投資をすすめられたら?

    先ほど触れた国民生活センターのレポートからもわかるように、マッチングアプリを通じたトラブルは年々増え続けています。

    新型コロナウイルス感染症がある程度収束したら減少傾向に転じるかもしれませんが、それでも、いつ自分が被害者になるかはわかりません。

    そこで、マッチングアプリで知り合った中国人に仮想通貨投資をすすめられたら、どうふるまうべきか考えてみましょう。

    基本無視推奨

    国民生活センターによれば、マッチングアプリで知り合った相手からすすめられた仮想通貨投資に手を出すことは、以下の問題点をはらんでいます。

    • メッセージのやり取りだけでは相手がどこの誰だかわからない
    • 紹介されたサイトが詐欺目的のダミーサイトである可能性が高い
    • ダミーサイトで無かったとしても、いきなり出金ができなくなるおそれがある
    • 個人情報を売り飛ばされることもある

      やはり、関わったところで何も良いことはないので、無視するのが無難です。

      応じてしまったら弁護士へ

      たとえ仮想通貨投資に勧誘されても無視していれば、相手が引き下がるので損失を被ることは基本的にありません。

      しかし、うっかり応じてしまい、入金したり、個人情報を提供してしまったりした場合は、すぐに弁護士に相談しましょう。

      詐欺事件に精通している弁護士であれば、入金された金額の返金交渉をしたり、個人情報の削除要請をしたりなど、根本的な解決に向けて動いてくれます。

      「これって国際ロマンス詐欺かな...」と思ったら

      国際ロマンス詐欺など、海外から仕向けられた詐欺を確実に解決するなら弁護士に相談するのが最も有効です。

      さらに、被害にあったお金を高い確率で返還させる事ができるでしょう。特に、海外系の詐欺被害にも強い弁護士なら8割以上~満額での返還請求の可能性も高くなります。

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